蓄積ヒストリー

内向型女子32歳。東京で、もがいて痛みながら作り出す、余白のある人生。

組織で働きまくってわかった!内向型の私の「強み」と「弱み」―もはや内向型は関係なかった―

久しぶりの更新となりました。
10月中旬に急遽異動となり、前業務のラストスパートに必死でした。
新しい部署も、超バタバタ。

残業時間は月80時間越え…
残業経験が少なかった私にとって、人生で最も働いた1か月でした。

長時間労働は、しないに越したことはありません。
心と体の健康が第一。
でも、必死で働いた時間を振り返ると、「内向型の底力」を発揮できた気がします。

同時に、自分の苦手と弱みも改めて認識しました。
今まで内向型に関する記事をたくさん書いてきましたが、「自分と内向型」について、私自身が思い込みをしていました。
同じ思い込みをしている内向型の人も多いかもしれません。

ゴリゴリ働いて気がついた、
自分の「強み」と「苦手」。そして「弱み」。
「人生の軸」が、さらにはっきり見えてきました。

内向型にもいろんなタイプの人がいるので、私のパターンが、他の人に当てはまるわけではありません。
でも、自分を客観視する経験ができたのは、貴重な経験でした。内向型のみなさんが、自分らしい人生を歩む参考になればと思い、書いていきます。

 

1 内向型である自分の「強み」

「内向型だから電話が苦手」
「内向型だから会議をうまく回せない」
「内向型だから人に話しかけるのが苦手」

私は今まで、こんな風に思っていました。
過去のブログにも、自分なりに見つけた苦手克服法を書いています。

 

chikuseki-history.hatenablog.com

 

chikuseki-history.hatenablog.com

 

chikuseki-history.hatenablog.com

 
ただ、ここ1か月は仕事が盛り上がりすぎて…
電話かけるの怖い~、会議が苦手~、話しかけられない~、
なんて言っている暇がありませんでした。
とにかく、やるしかなかった。

そしたら、意外と全部できちゃったんですよね。。笑
もちろん、アドリブで話すのは今でもうまくできないし、話しかけるのは、勇気が必要だけど。
それなりに仕事をこなしてる自分すごいな~、なんてw

「目的と必要性」がはっきりしていて、自分が納得できれば、どんなことにも立ち向かえる。
いろいろ考えて、納得するまで時間がかかることもあるけれど。

「立ち向かう力」は大きな強みであると改めて実感しました。

嬉しかったのは、直属の上司が私の強みを客観的に評価してくれたこと。
・勇敢である
・一見おとなしそうだがガッツがある
・仕事を着実にこなす
・人に受け入れてもらえる力がある

驚いたのは、4つ目の「人に受け入れてもらえる力」。
まったく意識したことがありませんでした。
上司によると、電話や交渉の際に事前によく考えているため、思いが伝わりやすいとのこと。また、必死に取り組む姿や、物腰柔らかく言葉を選ぶ姿勢が、誠実そうで協力したくなるそうです。

わたし、内向型を活かして働けてる…!!

苦手だった電話や交渉が、強みを発揮できる場所になった。
今の上司が、内向型をプラスに捉えてくれる方であること、本当に感謝です。

2 内向型である自分の「苦手」

一方、今回の経験を経て、「自分が本当に苦手なもの」が、さらに明確になりました。

私の場合、次の4つです。

・苦手なもの①「暇」

内向型にとって、自分と向き合う時間は大切。
でも、度を越えた「暇」は「考えすぎ」を誘発します。
考えすぎは、行動を制限し、不安を生み出します。
ある程度、やるべきことに追われているほうが、どんどん前に進むことができる。

「自分は内向型だから、刺激量を減らして精神的消耗を防ごう」
今までそう思っていました。
できるだけ、予定や仕事を入れないようにしていましたが、「暇」だと考えすぎてネガティブになる…。


私には、ほど良く動き回り、さまざまな人と出会う人生が心地よいみたいです。意外な発見でした。

chikuseki-history.hatenablog.com

 

・苦手なもの②「否定される恐れ」

「どうでもいいこと聞かないで。それよりさっさと動いて」
今でも心に刺さる、学生時代に先輩から浴びた言葉。
納得できないと動けないから、勇気を出して聞いたのに…
存在を否定されたように感じた私は、人に話しかけることに苦手意識を持ちました。。

今でも、この先輩タイプの人とたまに出会うことがあります。直属の上司のときはつらかった…
だけど、社会では、しっかり向き合って話を聞いてくれる人がほとんどです。
否定されるのはやっぱり怖いけど、周囲の人たちを信じて、勇気をもって進みます。

・苦手なもの③ 「先が見えない不安」 

 先が見えないと不安になって、細かい想定をしすぎてしまう。考えすぎて勝手に消耗してしまうんですよね。
 不安との向き合い方は、今後も自分の大きな課題となりそうです。

chikuseki-history.hatenablog.com

  

・苦手なもの④「意義が感じられない刺激」

もし今の仕事が、興味のない商品を営業する仕事だったら…
「自分がこれを売る意味は何か」「相手にとっても迷惑だろうに」
納得できず、耐えられないと思います。


今、超刺激過剰な仕事をこなせているのは、確実に社会に貢献できているから。
自分が受ける刺激に、意義を感じられているんですね。

飲み会のバカ騒ぎや、無駄に群れる人たち。
自分にとって意義が感じられない刺激はやっぱり苦痛…

内向型だから一律に刺激が苦手なのではない。
意義が感じられない刺激が苦手なんだ。
刺激が強くても、意義と目的を理解し、納得していれば、勇敢に進むことができるのです。

「苦手」=「弱み」ではないと思っています。苦手は、自分の性質を表すもの。

4つの苦手を念頭に置き、今後の人生を選択していきたいと思います。

3 内向型である私の「弱み」―自分を信じよう―

内向型だから〇〇が苦手。
この思考は、今までの私を支配していました。
力があるのに、内向型を理由にして、自分を刺激から守ろうとしていた。

「内向型だから組織に向かない…」と決めつけて、仕事から背を向けていた時期もありました。


もちろん、心が本当に嫌がっているのに、我慢する必要はありません。自分の苦手を理解し、対策するのは賢明です。


でも私は、一律に刺激を避けようとして、必要な経験も制限していたようです。
本当は挑戦や動き回ることが大好き。
なのに、のびのびと生きられず、自由になり切れていなかった。
人生のおもしろさが半減していました。

内向型の性質を理解することは、「自分らしさ」を形作る指標になります。
でも、一口に内向型といっても人それぞれ。
最終的に人生を選び、判断していくのは自分です。

私の弱みは、「内向型だから〇〇が苦手」という考えに囚われていたこと。
自分の力を信じられず、他人が作った型にはまっていた。


「お兄ちゃんなんだからしっかりしなさい」
「女なんだからもっとおしとやかに」
こんな考えに縛られているのと、一緒。。
内向型を理由に、本心に蓋をしていました。自分を信じられないのは、やはりつらい。

ゴリゴリ働いて見えてきた、自分の強みと4つの苦手。

内向型の特徴も出ているけど、実は、ある程度の刺激を求めていたり。すべてが内向型的ではない。
他の誰にも当てはまらない、私オリジナルの強みと苦手です。

大切なのは、「自分」は、何が好きなのか、嫌いなのか。
自分は何がしたいのか。
実は、内向型も外向型も関係ない。
ありのままの自分で、なんでもOKなんだな。

正解は、自分の心だけが知っている。
当たり前のことなんだけど…

ネガティブな思い込みを、えいっ、と振り払えたとき。または、振り払わざるをえない環境に身を置いたとき。

思わぬ自分の強みに出会えるのかもしれません。