蓄積ヒストリー

内向型女子32歳。東京で、もがいて痛みながら作り出す、余白のある人生。

「内向型女子29歳の婚活戦略」婚活つらい!を乗り越えて②―婚活とはトンネル掘り!?―

大人数が参加する婚活パーティは苦手…
飲み会は精神的に消耗するから、合コンもつらい…

そんな内向型の私は、「マッチングアプリ」を駆使して婚活をしました。
そして、先日!
ついに、素敵な男性と出会うことができました☆

 
内向型の婚活のコツ。
それは、自分としっかり向き合うこと。自分に合ったツールを使うことです。

 ☆詳細は「婚活つらい!を乗り越えて」①の記事に書きました

chikuseki-history.hatenablog.com

 
でも、婚活は、どうしても途中でつらくなるもの。
刺激に弱く、人との深いつながりを求める内向型にとっては、かなりしんどい局面もありました。
内向型の私が、「婚活つらい!」をどう乗り越えたのか。
つらくても、なぜ立ち向かえたのか。
婚活中の内向型の方の参考になればと思い、書いていきます。

 ☆内向型とはなんぞやについては、こちらの記事を参考

chikuseki-history.hatenablog.com

 

f:id:newgnmn:20200921194310p:plain




 

1内向型女子の「婚活、ここがつらかった」

(1)先が見えない

「素敵な人と出会うぞ!」

気合いを入れて婚活を始めますが、初めからうまくはいきません。
何かしっくりこなかったり。
話は続くけど、どこか距離感を詰められなかったり。
微妙な人間関係がひたすら生まれていきます。

内向型は、心が共鳴する人と、深く語り合う時間に幸せを感じるもの。
でも、そこまで辿り着ける人は少数です。最初はひたすら、当たり障りのない話をすることに。

もちろん、多様な生き方をしている人に出会え、純粋に面白かったです。
自分はどんなタイプの人と話が合うのか?
コミュニケーションの練習にもなりました。
でも、なかなか発展しない出会いが続いてくると…

先がみえない…
このままずっと当たり障りない会話をし続けるの?
いつまで続ければいいの?

だんだん、婚活が苦痛になり、不安が心を支配するようになりました…。

(2)同時並行が大変

婚活は、複数人同時並行すると、効率よく進められます(もちろん、最終的には一人に絞ります。)
同時に複数の方とお会いすることで、「好き」「苦手」の感覚も磨かれたと思います。


でも、内向型はマルチタスクが得意ではありません。
マッチングアプリでは、相手にお会いする前にメッセージのやり取りを重ねます。

相手のプロフィールを読みながら、質問したり、話を広げたり。
これを何人も同時にやるんです。まるで仕事をさばくよう。

気づけば、常に頭が動いている状態となり、精神的に消耗してしまいました…

(3)「断る」「断られる」に気を遣う

これが一番大変でした。

この人いいな!と思ったら、相手はその気がなかったり。
何かが違う…と感じる方から、猛烈にアプローチを受けたり。

婚活は、ぴったりの人と出会うまで、「断る」「断られる」の繰り返しです。
「選択」と「決断」、「予期せぬ刺激」が次々にやってくるのです。

特に、いいな、と思っていた人からお断りされたとき。
まるで、落とし穴に落ちたような感じ。
何が悪かったんだろう…?
うまくいきそうだからって、浮かれてた自分恥ずかしい…
相手の立場に立った行動ができてなかった…

頭の中が大反省会状態に。
私は内向型ゆえ、ひとつの案件についてじっくり考えすぎてしまい、消耗していました。
何度かお断りが重なり、「自分に合う人なんていないのでは?」と絶望したことも。
 
もちろん、断る立場になったときもあります。
相手に本心を伝えるのは勇気がいりました。少なからず、相手にはショックを与えてしまいます。
何度も断る言葉を考えたり、相手の反応を想像したり。
…疲弊。

傷つけ傷つき、なかなか進展しないとき。
なんでこんな大変なことしてるんだろう…
婚活せずに結婚した友達に、嫉妬してしまうこともありました

気を付けていないと、心が揺れっぱなし。
内向型の私にとっては、刺激が強い日々でした。

2 婚活つらい!を乗り越えるためのマイルール

やみくもに婚活を続けると、精神的に消耗してしまう…
危機感を覚えた私は、「3つのマイルール」を作りました。
すべて、「自分を大切にする」ための工夫です。

(1)婚活する時間を決める!

メッセージのやり取りや、会う日程調整。
マッチングアプリの婚活は、結構時間がかかって大変なんです…
仕事終わり、スマートフォンを開いて、疲れた頭で文章を考えて…

内向型の私にとっては刺激強すぎる~~!!

そこで私は、早起きして婚活していました。
朝は判断力も高い状態。婚活につきものの「選択」と「決断」もスムーズにできます。
朝、婚活で頭を使っておけば、仕事もトップスピードで始められて、一石二鳥。
生活リズムも整いました。

(2)同時並行の人数制限を守る!

同時並行する人数を制限しました。
具体的にはメッセージのやりとりは3人まで。
うちお会いするのは1週間に1人まで。

これ以上は、キャパシティオーバーでした。
大変だったのは、3人とやりとり中に、もう1人良い方が現れた場合。
心を鬼にして1人お断りしていました。

もちろん、罪悪感もあります…。
でも、「自分との約束、3人ルールを守るんだ!」
…そう自らに言い聞かせ、前へ進みました。
機械的にルールを適用することで、必要以上に心が揺れずに済みました。

(3)ワクワクしなくなったら婚活から離れる!

 いちばん大切なことかもしれません。

いろんな人に会えて面白いな。
素敵な人に会えるかも、ワクワク!
婚活を楽しめているうちは、どんどん進めても大丈夫。
でも、だんだんしんどくなったり、疲れたり。モチベーションを維持するのは難しいものです。

婚活めんどくさい…もっと楽しいことしたい…
そんな心の声には正直に従うのがベスト。

私は、職場の異動があり、精神的にキツかった時期がありました。婚活も、5人ほどにお会いして、先が見えなくなっていたころでした。

婚活しなくちゃ…年取るし…
婚活やめて大丈夫かな…

焦りもありましたが、自分がいちばん大切。
思いきって半年ほど婚活を休むことにしました。その間は、ひとり旅やライブ通いに没頭。
とにかく、やりたいことをやる。ワクワクする。
あのころ、ひとり時間が最高に充実していたな。


…やっぱり、旅や音楽の感動をだれかと分かち合いたい…
気づいたらそんな気持ちが湧いてきて。

婚活するかー!!


自然とモチベーションが上がり、再び婚活スタート。今の人と出会うことができました。

 
結婚しなくちゃ!という焦りは、婚活の敵です。
自分の心と体を大切にしないと、空回りしてしまいます。
忙しいときは無理しない。自分の人生をまず楽しむ。
ワクワクしているときは、自然といい波がやってくる気がする…。

婚活は自分ファーストのほうがうまくいくかもしれません。

3 腹をくくることも重要

自分を労っていたとしても、婚活は体力、精神力を使います。

私が婚活を乗り越えることができた理由。

「どこかに素敵なパートナーが待っている」
「その人と支え合いながら生きていくのだ」

そう信じていたからだと思います。
誰かとともに歩む人生を、私自身が強く望んでいました。

本当にパートナーと出会いたいと思うなら、腹をくくることも重要かもしれません。

婚活すれば、何かしら傷つく。疲れる。必ず失敗する。
でも、そのたび自己分析を深め、次に生かす。
覚悟とブレない目的意識が、婚活を支えていました。
内向型は、一度目的が定まれば、コツコツ進むのは得意なはず。

最後は、
「傷つき、経験を積むほど私は美しくなるのよ!」
くらいに思って、婚活していましたw

4 泥と汗にまみれて

婚活とは、トンネルを掘る作業のようです。
ただ黙々と土を掘る。
なかなか、貫通のめどが立たない。本当にトンネルなんてできるの!?

それでも掘り続ける。たまに休みつつ。
怪我をしてしまうかも。出水して、冷たい水を浴びるかも。
それでもあきらめない。自分と向き合い、小さな一歩でもいい。じりじりと掘り進む。進めばいつか、突き破る。

 そのときは、必ずわかります。
今までと全然違うから。
これまでの苦しみがあったから、出会いの喜びやありがたさも身に染みるんだなあ。

本当に出会いを望むなら。
自分の心と体に正直に。
ワクワクして、楽しむことを忘れない。
痛い思いをして、つらくなったら休んでもいい。
毎日、ちょっとずつでも大丈夫。
掘り続ければ、泥と汗にまみれた手の先に、光が現れます。

つかんだ光を、大切に育てていきたい。
これからは二人で、トンネルの先、新しい景色を見たい。

いいことばかりではないと思うけど。これからがスタートなんだろうけど。
だれかとならば、きっと、人生ははるかにちがうんだよね。
そんなことを思う、今日このごろです。