蓄積ヒストリー

内向型女子32歳。東京で、もがいて痛みながら作り出す、余白のある人生。

職場で人と話すのが苦手!人に話しかけるのが苦手!内向型の私はどうしたらいい?―逃げないという選択肢―

 

 

会議、電話、相談、調整… 

内向型ゆえ、職場でのコミュニケーションにかなり苦手意識があります。

 

私は、次の2つが特に苦手です。

・人に自分の意見や要望を伝えること

・他の人に話しかけること

 

今日は、私が職場でよく陥るコミュニケーション上の問題と、解決策について書いていきます。

 ☆内向型とは何か?はこちらの記事を参照してください~

chikuseki-history.hatenablog.com

 

 

 

 

1 緊張とプレッシャー下におけるコミュニケーションが苦手!

・人に自分の意見や要望を伝えること

・他の人に話しかけること

職場において、なぜこの2つが苦手なのか。

それは、「緊張とプレッシャー下におけるコミュニケーションだから」です。

 

たとえば… 

★人に意見や要望を伝えようとする

→即興で話せないので、事前に話す内容を考える。

→仕事であるゆえ、正確に伝えたいとの思いから、じっくり考える。

→時間がかかり、焦って消耗(プレッシャー)

→ようやく意見を伝えても、想定外の質問で頭真っ白(緊張)

→伝わらなかったと落ち込む

 

★質問や相談のため人に話しかけようとする

→なんだか忙しそう…

→「こんなことで時間を取ってもらうの悪いなあ」と遠慮が先行

→「だけど話しかけなくちゃ。今大丈夫かな」(緊張とプレッシャー)

→声が小さくなってしまい、聞き取ってもらえず余計気まずい

→伝わらなかったと落ち込む

 

友人や、飲みの席(ただし少人数に限る)のコミュニケーションでは、「伝えること」に苦手意識を感じることはあまりありません。

でも、緊張とプレッシャーがある状況下では、一気にコミュ力が落ちます。。

 

こんなことを繰り返すたび、無意識に、職場において人に言葉を伝えることを避けるようになっていました。

 

2 「人と話す」「人に話しかける」から逃げた結果

人との調整は後回し。

ちょっと疑問に思ったことも人に聞かず、まあいっかと自己判断。

 

…これでは仕事はうまく回りませんよね。

 

人と話すことを避けて、ひとりでできる作業に逃げてみるんです。

「話しかけられないのは熟考していないからだ」

言い訳して、もう伝えるには十分に考えた内容なのに、またこねくり回してみたり。

 

でも、頭の片隅では

「○○さんに聞かなきゃ」

 「今話しかけても大丈夫かな」

 なんて、ずっと「やらなきゃいけないこと」がひっかかったまま。

マルチタスクが苦手な私は、それだけでまた精神的に消耗してしまいます。

さらに、やるべきことから逃げている事実が、自己肯定感を蝕んでいきます。

 

3 苦手から「逃げない」ことがいちばんの近道

ではどうすればいいか?

答えはひとつ。

「逃げない」です。

 

職場で人と話すことから逃げてしまう理由。

話しかけようとしても足がすくんでしまう理由。

緊張やプレッシャー下でのコミュニケーションが、まるで断崖から断崖を綱渡りするような不安を伴うからです。

伝わらなかったとまた落ち込み、傷つくのが怖いからです。

 

不安を強く感じるのは、内向型だから仕方ない。

頭が真っ白になるのも、話しかけるのを遠慮しちゃうのも仕方ない。

でも、逃げ続けていたら、ずっと不安なまま。

伝わらないかもしれないけど、崖から落ちるかもしれないけど、それでもぶつかっていくことが、実はいちばんの近道なのです。

 

「自分は内向型だから、人に言葉を伝えるのが苦手。考えてから行動するタイプなんだから、考えることに時間をかけよう」

「単純作業が得意だから、話すことよりそっちで頑張ろう」

内向型を活かして働くつもりが、いつの間にか内向型を言い訳にしていました。

「人に言葉を伝えるのが苦手」と思いこみ、自分を決めつけ、自分を縛っていたのです。

 

もちろん、今の仕事が本当にキツくて、精神的につらい思いをしている内向型の方もいらっしゃると思います。

その場合は、自分が壊れる前に休んだり、逃げたりすることが何よりも大切。

 

でも私は、今の職場環境や仕事内容には満足しています。

内向型にはつらいこともあるけれど、乗り越える価値がある仕事だと思っています。

ならば、その気持ちにうそをついて逃げるのは自分への裏切り。

苦手から逃げずにぶつかるしかない。。腹をくくりました。

 

4 内向型むけ!職場で「人と話す」「人に話しかける」から逃げない工夫

 …とはいうものの、何の工夫もなしに断崖の綱渡りはできません。

プレッシャー下におけるコミュニケーションから逃げそうになったとき、私が自分に言い聞かせている考え方をご紹介します。

 

(1)スッキリvsモヤモヤ理論

今までの経験上、うまく伝わらなかったとしても、人に言葉を伝えて状況が悪化したことはありません。少なくとも、仕事がちょっと進みます。 むしろ、ひとりで抱え込んで、失敗したことは数知れず…

 

・人と話し、仕事が進んだときのスッキリ感

・逃げて、心がずっとモヤモヤしている状態

 

この2つを具体的に想像して、スッキリ感を選べ!!!と自分に言い聞かせます。

今のところ、この方法がいちばん効果があります。

ずっとモヤモヤは絶対嫌ですから…

(2)経験値理論

人と話す=コミュニケーションの経験値を積んでいると考えます。

経験値を積めば、一歩ずつでも新しい自分に進化できる。

何もしなければ、人と話すのが苦手な、冴えない自分のまま。

「もっと魅力的な自分になりたい!」

その思いが背中を押します。

(3)人生楽しもうぜ理論

金をもらっているんだから、嫌なことするのはある程度仕方ないです。。

つらいことから逃げては、当然ながらお金は稼げないと思っています。

旅、音楽、大切なひとたちとの交流。

人生楽しむためにはお金が必要です。

逃げずに仕事を頑張っているからこそ、趣味の喜びや人との関わりが、より味わい深いものになる。

そう自分に言い聞かせます。

 

…ここからは、頑張るための具体的なノウハウをご紹介します。

(4)がんばったら自分にごほうび

人に意見を伝えられたら、ひとりになれる場所へ行って心を落ち着けます。

ストレッチしたり、次の旅先へ思いを馳せたり、ハロプロの新着情報をチェックしたり。笑

自分にとって心地よい、小さなご褒美を与えます。

「人と話す」→「いいことある」をセットにします。

(5)早朝に人と話す

人に話しかけるのを遠慮する理由のひとつは、

「相手が忙しそうだから」

 

そこで、相手のエンジンがかかる前、朝の時間帯を狙って話しかけます。

朝は自分の頭も冴えているので、比較的緊張せず、理路整然と話せることが多いです。

精神力が必要な「人と話す仕事」を朝イチで済ませれば、1日すっきりと過ごせます!

(6)ゆっくり落ち着いた声で話す

「伝えなきゃ!」

思いが先行すると、つい早口になりがち。

でも、口に頭の回転が追い付かず、結局しどろもどろになることが多いです。

最近は諦めて、無理なく話せるペースとトーンを守るようになりました。

低めの地声で、かなりゆっくりしゃべってます。だいぶ楽です。

 

ただし、直属の上司には

「めっちゃゆっくり話す人だな」

「あんまり覇気がないな」と思われてるみたいです…なんか哀れみっぽい笑顔を感じる。笑

まあそれも個性。私は私だもの。

話すことよりも、結果と仕事に対する姿勢で勝負することにします。

 

5 うまくいかなくても自分を責めないで

いろいろと書きましたが、最後にいちばん大切なことを。

仮にうまく言葉が伝わらなくても、自分を責めないことです。

意見を伝えようとチャレンジした自分最高。

話しかけただけえらい。

うまくいかなくても、がんばった自分を認め、褒めることは、かなり効果があります。

 

強いプレッシャー下で人とたくさん話した夜は、脳内で今日の会話がリフレインしませんか?

家に帰っても、ずっと緊張状態が続いていたり…

 

そんな夜は、好きな音楽を聴いて、ゆっくりとお風呂に入って、よく寝る。

間違っても、自分を責めちゃだめだめ。がんばったんだから!

 

さてまた明日も仕事か…

ああ、人に相談しなきゃいけないことが1つ、2つ…

…ほどほどにがんばるぞ。