「ひとりでも私は生きられるけど でもだれかとならば人生ははるかに違う」
中島みゆきの「誕生」を聴き、心震わせた私は、約1年半婚活をしました。
そして、先日!
ついに、素敵な男性と出会うことができました☆
でも、この1年半は迷走だらけ。
つらい。めんどくさい。悲しい。嫉妬。
痛い思いもたくさんしました。
内向型ゆえ、人と会いすぎて刺激過多になり、エネルギーを消耗してしまったことも。
婚活に最も必要なもの。
それは、容姿の美しさや、女子力でもありません。
出会いの場にとにかく足を運ぶバイタリティーでもありません。
「自分と向き合う力」
そう、婚活とは、果てなき自己分析だったのです。
内向型の性格を活かして、婚活するにはどうすればいいのか?
内向型ありのままの自分で、ぴったりの人と出会うにはどうすればいいのか?
経験をもとに書いていきます。
内向型のみなさんが、自分らしく輝き、素敵なパートナーと出会うための参考になれば幸いです。
☆内向型とは何かは、こちらの記事を参考にしてください~
chikuseki-history.hatenablog.com
1 婚活の手段は自分に合ったものを!
「出会いの場なんていくらでもある!婚活パーティでも、合コンでもとにかく足を運べ!!」
巷ではこんなアドバイスが渦巻いています。
でも、ちょっと待った!
そのアドバイス、自分に合っていますか?
内向型は、外部からの刺激を受けやすいです。
「出会いの場にとにかく足を運ぶ」と、エネルギーをかなり消耗してしまうんですよね。
じっくり考えてから、思いを口にするのも内向型の特徴。お互いの価値観や考えを、深く語り合う時間に喜びを感じます。
即興で話すことは、あまり得意ではありません。
事前に相手の情報を仕入れてから、ゆったりと話せる手段を選ばないと、内向型の魅力はなかなか相手に伝わらないのです…。
☆各婚活手段の刺激量(筆者の経験による)
一度に多くの人と出会うスタイルの婚活手段は、刺激が強いです。
さらに、第一印象勝負の手段は、ひとりひとりと話す時間が短いです。上辺だけの会話に終始するため、内向型にとっては楽しくない…
婚活パーティや婚活バスツアーは、内向型にはあまり向いていないと思います。
これらに参加し、クッタクタになったのは今では良い思い出です。
人に紹介いただいたりもしましたが、私は最終的に、マッチングアプリ一択でした。
プロフィールを見て、自分で相手を選べます。
会う前にメッセージをやりとりするので、相手の雰囲気が事前にわかります。
1対1で相手と向き合え、結婚相談所より格安。
最近は、本人確認や監視が厳しいアプリも多く、比較的安全に出会えます。私はアプリで11人に会いましたが、皆真面目に相手を探していました。(今のお相手は11人目の人です)
アプリもたくさん種類があるので、いくつか使って、自分に合ったものを選ぶとよいです。
エネルギーを無駄に消耗しないことが、内向型の婚活のポイント。
自分の性格や価値観を考慮して、ツールを選ぶことが大切だと痛感しました。
2 理想の相手を細部まで描いてみる
自分にとって、どんなパートナーが理想なのか?
私は、自分で理想のパートナー像がわかっていませんでした。ちょっといいな、と思う人に、とにかく会っていました。
理想のパートナー像を定めず婚活すること。
それは、的がたくさんあるアーチェリー。
どの的に狙いを定めるべきかわかりません。結局「いい人なんだけど…違う?」を繰り返してしまいます。
もちろん、最初はいろいろな人に会って、狙うべきはどの的か、自分の好みを知ることも大切です。
でも、ある程度好みの傾向がわかったら、一気に狙いを絞っていくと、ぴったりな人が現れる!!
そんな気がします。
私は、理想のパートナー像を細部までノートに書き出すようにしました。
・自然と旅と音楽を愛する人。
・「時間は命」という感覚を持っている人。
・心に余裕を持った生活スタイルの人
・たばこ、ギャンブル、暴力しない。
・切れ長の目と高い鼻。…
思いつくたびに、遠慮せず追加していきました。
妄想が膨らんで、ワクワク。
そしてついに!
「あ、この人だわ」という人が現れました。
何度も自分に問いかけ、求めているものを精査した結果、心が敏感になったのだと思います。
まさか、一緒に暗渠めぐり(※趣味)をしてくれる人がいるとは…
自分の心と向き合うのは、内向型の得意分野。
ワクワクしながら理想を描けると思いますよ。
3 プロフィールは、自分の分身
マッチングアプリや結婚相談所では、自分のプロフィール作成します。
ここが、いちばんがんばりどころ。
自分を、いかに魅力的に表現できるか?
勝負です。
じっくりお話をするのが好き。
静かな場所で文化的なものに触れるのが好き。
言葉や感情がすぐに出ないこともあるけれど、時間をかけて深い関係を築くタイプです。
私は、内向型の性質を、正直に書いておきました。
旅と音楽が好きです!マイペースです!
はじめはこんな感じで、当たり障りないことしか書いていませんでした。でも、表現がありきたりで、「私らしさ」はあまり出せていなかった。
偽らず自分を表現できれば、ありのままの自分を良いと思う人が集まります。
逆に、自分がぼやけていたら、合わない人が集まる可能性も…
プロフィールは自分の分身。
性格はありのままを、プラスの言葉で表現。
大切にしている価値観はしっかり伝わるように。
内向型は、自分の心と向き合った結果を、じっくり文章で表現することが好き。
きっと、他の人とは一味違うプロフィールを書けると思いますよ。
4 心の動きを正直に感じるために
「いい人だったな。1回じゃわからないし、もう1回会ってみる?」
「悪い人じゃないけど。また会うかって言われると…?」
婚活あるあるですよね…。
そうこうしているうちに、相手からまたお誘いが!
どうする!?正直めんどい!
でも断るのも気を遣う!
悩みすぎてエネルギー消耗…
エネルギー消耗は、内向型にとって一番の敵。できれば避けたいところです。
こういうときは、頭であれこれ考えない。
心が感じるまま判断すると、ほぼ間違いありません。
でも、不安や焦りがあると、頭で考えているのか、はたまた心で感じているのか、わからなくなることも多いです…。
常日頃から心を研ぎ澄まし、心の感度を上げておくことが大切です。
私が試してみて有効だった、心を研ぎ澄ます方法は次の2つ。
(1)自分の「好き」と「嫌い」を丁寧に感じる
婚活以外の時間で、自分の好きなことをじっくり楽しみます。
旅、音楽、アイドル、暗渠めぐり。
なぜ、自分はこれが好きなんだろう。
自分に問いかけながら楽しむと、心が何を心地よく感じるのか、言語化できるようになりました。
一方、嫌悪感もしっかり感じます。
不潔感、人を見下すこと、慌ただしい雰囲気。
嫌だ、と思う気持ちに蓋をせず、正直に感じる。
自分のありのままの心を、大切にできるようになりました。
「好き」「嫌い」を普段から丁寧に感じていると、心の琴線に触れる「何か」が少しずつ明確になってきます。
婚活においても、「何か」が違う…と感じれば、罪悪感なく断れるようになりました。
(2)異性の友達と飲む
「この人はこういうところが素敵!」
「ちょっと合わないな」
初対面で会った人に対し、ジャッジを繰り返していると、さすがに疲れます…。
気も遣うし、自分もジャッジされるのつらいし。
婚活に疲れたとき、私は、男友達としょっちゅう飲んでいました。
フリーのときだけできる、特権です。笑
彼らと深い話をしていくと、いろんな面が見えてきます。
「優しい人だな」
「この考え方は、自分とは違うな」とか。
あくまで友達として、でもリアルな異性として、正直に感じてみる。
自分がどんなお相手を「いいな」と感じる傾向があるか、わかります。
「婚活相手」ではなく、「ひとりの人」として、相手と向き合う感覚も育てられます。
友達だからこそ、異性目線でズバっとアドバイスくれたりもして…ありがたや。
「好き」「嫌い」を正直に感じ、異性の友達と飲んで元気を出したら、また婚活というステージへ立ち向かうのです。
(3)楽しい「刺激」に注意!
でも、普段から心を研ぎ澄ましても、自分の本当の気持ちがわからなくなるときがあったんです。
それは、婚活のお相手と一緒にいる時間が、「刺激的」だったとき。
話が盛り上がって、楽しくて、また会いたい!と思う。でも、その人は、自分とは全く違う価値観を持っている…
そんなパターンが何回かありました。
違いは、刺激です。
刺激は、面白くて、新しい世界を見せてくれる。
だけど、エネルギーを消耗しやすい内向型にとって、刺激はできるだけ避けたいものですよね。
何のために婚活してるんだっけ…?
その先に結婚があることを考えれば、内向型の自分は、刺激よりも平穏を選ぶべき。
話していて楽しい人だけど、人生のパートナーではない。そんな人との別れは、少しつらかったりもしました。
でも、幸せになりたいから…。
自分が本当に幸せを感じるのはどんなとき?
自分と向き合い、心を研ぎ澄ましながら、時に悩み、選択していく。
やはり、婚活は果てなき自己分析なのです。
5 内向型は、婚活でパートナーを見つけられる
内向型は、心の内に向き合うのが得意。
だから、婚活も有利に進められるはず。
内向型だから、人と話すのが苦手…
こんな私が愛されるはずがない…
いやいや。内向型だからこそ、ありのまま、幸せになれますよ。
今の私は、そう思います。
☆過去の私は、内向型をコンプレックスに感じていました。コンプレックスを克服し、婚活が軌道に乗り始めたころに書いた記事。よろしければご覧ください。
chikuseki-history.hatenablog.com
なんだか、偉そうに書いてしまいました。
でも、たくさん失敗や回り道をして、ようやくたどり着いた答えなのです…。
婚活つらいいいいいいいもうやめてやるううううう!!!!
そう叫んだこともしばしば。
「婚活つらい!」をどのように乗り越えたのか?
次の記事では、具体的な方法を書いていきたいと思います。
おたのしみに!?
☆婚活つらい!を乗り越えて②はこちらです↓
chikuseki-history.hatenablog.com