今日は、内向型の私が、長年持ち続けていた、コンプレックスについてお話します。
内向型とは…(ざっくりと)
・じっくり考え、自分で納得してからでないと、思いが言葉にならず、行動できないことが多い
・外部からの刺激に弱く消耗しやすい。
・エネルギー回復のためにひとりの時間、自分の心と向き合う時間が必要
☆詳細はこちらの記事をご覧ください。
chikuseki-history.hatenablog.com
仕事や人間関係で苦労が多い内向型ですが、少しずつ、自分の特性を受け入れられるようになってきました。
でも、どうしても受け入れられないコンプレックスが2つあったんです。
① 何かを経験しても、感情がすぐに湧き上がらず、人にうまく伝えられないこと
② 外の世界より自分の心に向き合いがちで、他人に関心を持てないときがあること
でも、最近、このコンプレックスの克服方法が見えてきました。
一口に内向型と言っても、さまざまなタイプの人がいます。すべての人が同じコンプレックスを持っているとは思いません。
感情表現が比較的得意で、他人への思いやりに溢れた方も、もちろん多いはず。
でも、同じように悩んでいる内向型の人がいたら、参考になるかもしれない。
ちょっと勇気を出して、記していきます。
- 1 コンプレックスを受け入れられなかった理由
- 2 「欠陥がある私」を受け入れてくれる人を探して
- 3 本当の願いと、「自分で自分を受け入れる」こと
- 4 前向きになれた理由
- 5 失敗は自分の欠陥の証明ではない
1 コンプレックスを受け入れられなかった理由
感情が出にくい。
他人に関心が向きにくい。
これは、人間関係、殊「恋愛」に不利です。
「もっと感情表現が豊かな人がよかった」
「もっと僕に関心を持ってほしかった」
「真面目で素晴らしい人なのはわかるんだけど…」
そんな風に振られることも多く。
私だって、もっと感情を素直に出したいんだよ。
もちろん、相手のことをいつも思いやれる人になりたいって、思ってるんだよ。
…でも、がんばらないとできない。
わかってるんです。
感情がすぐに湧き上がらないのも、
すぐに自分のことで精一杯になってしまうのも、内向型だからってことは。
そして、この性質は直せないってことも。
だけど、恋愛で傷つくことが増えるたび、
「自分には人間として欠陥がある」という思いがどうしても強くなってしまいました。
2 「欠陥がある私」を受け入れてくれる人を探して
私は今、28歳です。結婚が決まる友人が増えてきました。
とても羨ましくて。
だって、一人の人間として魅力を持ち、相手とコミュニケーションを重ねた上で、一生一緒にいたいって思ってもらえたんですよ。
すごいなあ…
「普通ではない、欠陥がある自分を、まるごと受け入れてくれる人に出会いたい」
いつしか、そんな思いが強くなっていました。
婚活をして、たくさんの男性に出会いました。
中には、結構仲良くなれた人も何人かいて。
「この人なら私を受け入れてくれるかも…」
そう思うと浮かれてしまって、逆に相手のことを考える余裕を失って、失敗。
同じ失敗を繰り返して、絶望。
「どうしていつも失敗しちゃうんだろう。やっぱり自分には欠陥があって愛されないんだ…」
絶望の中で、自分を見つめ直さざるをえませんでした。
3 本当の願いと、「自分で自分を受け入れる」こと
自分の心に向き合うと、次の2つに気が付きました。
①ひとりでも私は生きられるけど、やっぱり人が好きで、人と深くつながりたい。
素敵なパートナーと、お互いを思い合いながら生きていきたいと、強く願っている。
②自分で自分を受け入れていないのに、人に受け入れてもらえるわけがない。
私はコンプレックスを抱え、「自分には欠陥がある」と思い込んでいました。
だから、無意識のレベルで、恐怖と不安の感情を抱えていた。
「ありのままの私じゃ愛されないかも」
「また受け入れてもらえなかったら怖い」
受け入れてほしいと願いながら、諦めの気持ちを捨てきれませんでした。
無意識で考えてることって、上辺を取り繕っても、言動に少しずつ現れてしまうし、相手に伝わるんですね…
愛されないって思いこんでる人が、愛されるか?
んなわけないじゃんね~
むしろ、
「あなた私のすべてを受け入れてくれますよね?」
なんて切迫してる人いたら、怖すぎる。
自己肯定感を得るために、他人を利用するなんて、何様だよ。
…過去の私ですが。
でもね、逆に言えば、思い込みと無意識さえ変えられれば、人との関係も変わるんじゃないかって、気づいたんです。
内向型の性質は変えられない。
でも、自分の意識は自分で変えられるから…
私は、こんな風に思い直すことにしました。
・確かに私は感情がすぐに言葉や顔に出にくい。
→(今まで)
私は恋愛に不向きで愛されない
→(これから)
でも、心は人一倍豊かに動いている。
考える時間さえあれば、ちゃんと思いを伝えられる。だから大丈夫。
・確かに私は、他人のことを考える余裕をなくすこともある。
→(今まで)
私には思いやりが足りず愛されない
→(これから)
私は人を思い、人を愛したいという気持ちは強く持っている。人と深くつながる力を持っている。だから大丈夫。
自分で自分の性質を受け入れた上で、それを責めるのではなく、ポジティブに変換します。
コミュニケーションにも苦手意識があったけど、最近は「大丈夫」って思えるようになってきました。(詳細は↓の記事を参照)
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もちろん、今までうまくいかなかったのは、コンプレックス以外にも種々の原因があって。
反省して、変えられる部分は変えていきます。
失敗を後悔し続けたら、一歩も動けない。
でも、失敗をじっくり分析して、次に生かす方法を考えるのは内向型の得意分野。
もう怖いものはないぞ。
何より、「素敵なパートナーと、お互いを尊敬し、思い合いながら生きていきたい」という、自分の夢を叶えたいのです。
4 前向きになれた理由
前向きになれたのは、自分ひとりの力ではありません。
まずは素晴らしき友や、人生の先輩たち。
「自分には欠陥がある」ってズタボロだったときに、話を聞いてくれました。
私はこのままでいいと伝えてくれた人も、改善すべき部分を具体的に教えてくれた人もいました。
今まで、つらいときはひとりで抱え込んで、原因と解決策をずっと考えていました。
内向型なんだから、考えて解決してやる!なんて意気込んで。
でも、つらいときにひとりだと、視野が狭くなって、いい考えなんて浮かばないんですよね。
つらいとき、勇気を出してだれかに助けを求めることが、どんなに大切か改めて実感しました。
自分の弱さをさらけだすのはほんとに情けないけど、みんな優しくて。
こんな素敵な人たちと、いい関係を築けている私に、欠陥があるわけない。
ほかの人がつらいときは、今度は私が話を聞こう。
助けを求めることで、人とのあたたかなつながりが生まれて、生きる希望が湧いてきました。
そして、人に紹介してもらったこちらの映画。
「アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング」
容姿にコンプレックスがあり、自信が持てなかった主人公が、頭を強く打って絶世の美女になったと勘違い。
容姿は何も変わっていないのに、自己肯定感を持っただけで人生がどんどん好転!
「自分はこれでいい」「幸せになれる」と信じることは、意外と簡単かもって思わせてくれました。
5 失敗は自分の欠陥の証明ではない
これからどんな出会いがあるのか?
はたまた、もうすでにパートナーと出会っていたりして?
わかりません。
だけど、いろんな方とお話して、様々な人生のストーリーを知ることができるのは、結婚前の今だけの特権。
その過程で、また失敗して傷つくことも、思い通りにいかないこともたくさんあるかもしれません。
ほんとにパートナーに出会えるのかな?って、やっぱり不安にもなります。
でも、もう大丈夫。
今までは、失敗=自分に欠陥があることの証明だった。
これからは、失敗=うまくいかない方法がわかったってことだから。
夢に向かって一歩一歩、近づいている証拠だから。
つらいとき、話を聞いてくれる人たちもいる。
傷があるほうが、凸凹のほうが、つるんとした器より味があるじゃない。
回り道にしか咲いていない花は、ハッとするほど美しいかもしれない。
人生経験バッチコイです。
洋服とか、お化粧とか、今の自分に合ったものに変えてこう。
仕事も腹をくくってがんばろう。
ワクワクしてきたぞ。
ただし、内向型の私は、予定の詰め込みすぎに気を付けないといけません。
限りあるエネルギーと、ひとりの時間も大切に、うまく自分をコントロールする方法も身につけていけたらいいな。
素敵なパートナーと出会えることを信じて、楽しみながら日々過ごしたいと思います。
☆後日追記
この記事を書いた後、素敵な男性と出会うことができました!
内向型の婚活について考えたこと、つらかったこと、まとめていきます。
よろしければご覧ください。
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