蓄積ヒストリー

内向型女子32歳。東京で、もがいて痛みながら作り出す、余白のある人生。

内向型が外部からの刺激とうまく付き合う方法vol.1【苦手なことを認め自己肯定する】

私は、超内向型の人間です。

書籍やインターネットに掲載されている内向型診断テストをやると、例えば30個内向型チェック項目があれば、28個は当てはまります、

(気になる方は、「内向型」「診断」などで検索してやってみてください)


内向型がどんな特徴を持っているかはこちらの記事を参照↓

 

chikuseki-history.hatenablog.com

 

ひとくちに内向型といっても、得意なこと、苦手なことは人によって差があります。
私の内向型には次の大きな特徴があります。

・刺激に対するキャパシティがかなり小さい
・刺激の処理に非常に時間がかかる

私にとって、「刺激」をコントロールし、処理していくことは人生におけるもっとも重要な課題です。
外向型の人、もしくはそこまで刺激に弱くない人であれば、刺激をガソリンにして、エネルギーを作って進んでいくことができます。

 

でも、私にはそれができない。

だけど、この世界で生きていかなければいけない。

今回から2回にわたり、

・内向型が刺激過多に陥る原因とそのときの体の状態

・外部からの刺激への対応法

紹介していきます。


 

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1 内向型が苦手な刺激とは?


「さっきから刺激刺激って言ってるけど、具体的に何のこと?」

そう思われているかもしれませんね。

実は、自分の心に何かしらの影響を与えるものすべてが刺激に該当します。

たとえば、周辺の環境、他人とのかかわり、自分の中で湧き上がる感情など、

でも、すべての刺激に過剰に反応しては生活もおぼつきません。そのため、ある程度の刺激には、そこまで消耗することなく対処できます。


ただ、私には特に苦手な刺激がいくつかあります。その刺激を受けるとガンガン体力と精神力が削られてしまうのです。

具体的には…

・すべきことが多すぎる状況
・先が見えない状況
・他人の生の視線や評価を浴びること
・うまく話さなければというプレッシャー
・自分のすべきことに集中できない状況
・自分の心の声(特にマイナスの感情。焦り、後悔、迷い、自己否定)
・人ごみ、うるさい環境
・電子機器の画面


イメージとしては、ポケモンがわかりやすいかな。
朝起きた時はHPが満タン。でも、生活の中で刺激を受け、じわじわと消耗していく。特に仕事は苦手な刺激に溢れている。仕事中は何度も効果はばつぐんの攻撃を受け、一気にHPが減っていく。

刺激の許容量を超えて、夜、一段落するころにはHPはマイナス。

まったく生産性のない状態に陥ります。


2 苦手な刺激 仕事版


そう。仕事。私が一番苦手な刺激に溢れている場所。
たとえば、こんなことが私のHPをきゅうきゅう削っていきます。

・やることが次々に降ってくる
・集中していても、すぐに他人に話しかけられてしまう。
・しなければならないことが他の人の都合で全く進まない
・上司が常に自分の仕事の進捗状況を気にしてくる
・ほかの人の声や電話が鳴る音、人がばたばた動く音があわただしい
・基本はパソコンの画面をみている


さらに、私の中で、苦手な刺激=自分を蝕むものという構図があるからか、職場では無意識に臨戦態勢(緊張状態)になっているようです。

緊張状態も刺激のひとつ。

周辺の人からは「いつも緊張気味だよね」と言わてしまい、人から注目を浴びることでそれがますます刺激に…いや、スパイラルですね。


3 刺激の許容量を超えた状態(刺激過多)


「あなたが言ってる苦手な刺激って、仕事してればふつうにあることでしょ。甘えてんじゃないの?」

「嫌なことを努力して乗り越えるのが仕事だよ」

 

…そう思われるかもしれないですね。たしかにおっしゃるとおりです。

自分でもいちばんわかってるつもり。

 

でも、私は刺激を受け止める器が小さいのです。ちょっとの刺激で、器からわーと溢れてきてしまう。


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仕事中は何度も次のような症状に見舞われます。
・圧倒されて、手も足もでないように感じる
・頭がぼんやりして何をしたらいいのかわからなくなる
・頭痛
・だるさ
・悲しくなる
・その結果何も進んでいないことに焦る

そして、この負の感情がまた苦手な刺激となって、一層動けなくなる。

そんな自分を自分で責めるから、さらに刺激たっぷりというスパイラル。

さっきからスパイラルばっかりだぜ。


4 じゃあどうするの~内向型であることを受け入れて~


刺激に弱い自分をどう扱うか?これは私の長年の課題でした。

自分が内向型であることを知る以前は、やっぱり自分はダメだという意識が強くて。

甘えちゃいけない、人並みにできない自分はもっと努力しないといけないと思っていました。

だから、あえてたくさん電話をとったり、すべきことをたくさん作って忙しくしたり、大人数の飲み会に行ってみたり。苦手な刺激への耐性をつける練習をしてみたんです。

 

…つらくてつらくてたまりませんでした。

世間一般の能力がない役立たず、と自分で自分を蔑むばかり。

だけど、内向型という言葉を知ったことで救われたのです。

この性質は生まれ持ったもので、変えることはできない。

内向型は決して劣っているわけではなく、内向型だからこそ見える深い世界がある。

 

そして決意したのです。

刺激に弱い、内向型の自分のまま生きていく!
なんなら内向型を生かして輝いてやるぜ!

私に能力がないのではない。内向型の性質が、社会において生かしにくいだけ。
内向型は私の強みであり、尊ぶべき個性なのです。
誰よりも私が私を知ってるから、誰よりも信じてあげなくちゃ!

 

次の記事では、長年の苦労の末編み出した、苦手な刺激への対応方法をお伝えします。

 

つづく

 

※コラム
~あなた旅行よく行ってるじゃない。それは刺激じゃないの?って疑問 ~

 めっちゃ刺激です。

旅行に行ったら、必ず1日追加で休暇を取るようにしています。また、海外旅行は刺激が強すぎるため原則国内におさえています。

でも、旅行は「自分が◯◯したい!」という思いに忠実に動くもの。目的がはっきりしており、感動を伴うものだから、多少強い刺激でも耐えられるんですね。
素晴らしい景色を見たときに、自分がどう感じるのか、自分の心の動きに関心があり、それも旅行が苦になりにくい理由のひとつ。


 仕事の刺激は嫌だけど旅行はいい、ってワガママっぽいのも100は承知。

でも、内向型はただでさえ感情を押さえて我慢しがち。

だから、まずは自分がつらいと感じていることに正直にokを出すことが大事だと考えています。