今日は内向型に多い悩みについてお伝えしたいと思います。
(内向型とはなんぞやについてはこちら↓)
chikuseki-history.hatenablog.com
内向型にとって最も辛いことは、
「自分はダメだ」という、
脳内の独り言にとらわれてしまうことです。
もちろん、劣等感や自己批判は、多くの人が感じる感情。
でも、内向型は、スラスラ人と話せる人をうらやむ気持ちが強いです。
さらに、1つのことを粘り強く考えるのが得意。
脳みそが心とは関係なく、勝手にしゃべり続け、自分をすり減らしてしまうのです。
私は長年、この独り言に苦しめられてきました。
でも、最近ようやく、心を大切にできるようになったかな?というところです。
脳内独り言、自己批判にについて、私の対処法を書いていきます。少しでも参考になれば幸いです。
- 1 なぜ自己批判してしまうのか?
- 2 自己批判起因で頑張った結果
- 3 対処法
- (1)自己批判しても、頑張っても、自分が楽しくないことに気付く
- (2)大好きな人を心に住まわせる
- (3) 大好きな人なら自分になんて言う?
- (4)これが私だもんな、と思う。
- (5)大好きな人に常に応援してもらう
- 4 楽しい気分を選択する
1 なぜ自己批判してしまうのか?
「自分はこれでいい」と思えていないからです。
世の中をうまく渡っている同僚や、予定ぎっしりでキラキラしている友人と自分を比べてしまいます。ゆっくりしか考えられず、動けない自分は、劣っていると思いがちです。
本当は誰もが悩みながら生きているのですけどね。
内向型は、真面目で、考えることが好きな傾向があります。「劣っている自分」「ダメな自分」を高めるために、解決策を考えて、実行しようとするのです。
・臨機応変なコミュニケーションが苦手だから練習しなきゃ。
・仕事が遅いからテキパキやらなきゃ。
・予定がないから、充実させなくちゃ。
などなど。
臨機応変なコミュニケーションも、テキパキも、予定ぎっしりも、内向型にとっては「苦手」なこと。頑張っても、頑張り切れないんです。
そのため、一生懸命やろうとするほど、ダメな自分がクローズアップされ、自己批判の独り言が大きくなる…悪循環ですね。
これは思考のクセです。劣等感を感じると、自動的にこの悪循環に陥るようになります。
2 自己批判起因で頑張った結果
だんだん、自分が何をしたいのかわからなくなります。
・自分はダメだと思うから頑張る
→その頑張りは内向型の快適ゾーン外。本当は嫌なこと
→嫌だという気持ちを無視して頑張る
→心が麻痺していく
心が麻痺すると、わくわくして、やりたい!と思えることがなくなっていきます。
さらに、根底に自己否定の気持ちがあるため、毎日どよんとした日々を過ごすことになります。
3 対処法
(1)自己批判しても、頑張っても、自分が楽しくないことに気付く
これが一番です。
脳内独り言(自己批判)が心の大部分を占めている状態。
苦手なことを無理して頑張っている状態。
これって冷静に考えたら、人間として不快な状態のはず。なのに、ずっと不快感の中にいる。
めっちゃ自分がかわいそうじゃない??毎日が楽しくないじゃん!
この気づきが、突破口です。無意識の自己批判を意識します。
(2)大好きな人を心に住まわせる
長年応援しているアーティストや俳優はいますか?その人のことを考えているとき、幸せですよね。
「あ、また自己批判の独り言をしてる!」
気がついたら、すぐにその人を思い浮かべる癖をつけます。心に常に、大好きな人がいてくれるイメージ。
私は、ゆずの2人に、心に住んでもらうことにしました。
(3) 大好きな人なら自分になんて言う?
「やっぱりお前はダメだな~」なんて、言わないですよね。
「不器用にしか生きられなくても
そんな君が僕は好きさ」
(明日天気になぁれ 詞:北川悠仁)
「そんなにつっぱらかってなくたって
いいんじゃない?」
(心伝う話 詞:岩沢厚治)
たぶんこんな感じで、優しい言葉をかけてくれるはず。(ちなみにこれはゆずの歌詞です。笑)
自己批判の冷たい声を、大好きな人が、笑顔で語りかけてくる声に変えていきます。
(4)これが私だもんな、と思う。
大好きな人の声で、脳内の独り言が落ち着いてきたはず。ただ、独り言は手ごわいので、最後まで処理しなければまた湧き出てしまいます。
処理の方法は…
自己批判の原因となった出来事に関して、
①うまくできない自分を認めた上で、
②自分ができることと、能力を生かす方法を考え、実行する。
どちらか片方だけではなく、2ステップ実施することが大切と気づきました。
たとえば…
・臨機応変なコミュニケーションが苦手だから練習しなきゃ。
①たしかに私は、会話の流れを読んで、適切な発言をするのは苦手だ。注目も浴びるし、やりたくない。
②でも、ちゃんと状況は理解できている。考えをまとめる時間と意見を示す機会さえあれば、自分なりの視点を相手に伝えられる。
→「考える時間をもらえますか。後で意見を出します」って言ってみよう!
・仕事が遅いからテキパキしなきゃ。
①たしかに私は、すぐに精一杯にになるし、テキパキやろうとするだけで疲れてしまう。
②でも、ひとつひとつ、着実にこなせる自信がある。脳が疲れていない朝なら比較的早く処理できる。
→速さより仕事ぶりと人柄をアピール。朝早く来てやってみよう!
・予定がないから、充実させなくちゃ。
①たしかに私は、予定がないことに焦っている。
②でも、本を読んだり、掃除したり、ゆっくりできる。
→丁寧に、静かに1日を過ごしてみよう。
①で、できないことを認めるのが特に大切です。
できない自分をダメだと思うから、自己批判をしてしまうんですよね。
改善するなら努力すべきですが、内向型には、どうしても苦手なこともあります。
だったら、できることで頑張るほうが得策。一度できないことを認め、仕方ない、と思うのです。できることに集中するうちに、「これが私だもんな」って思えるようになります。
(5)大好きな人に常に応援してもらう
(4)を実行している間も、常に大好きな人に声掛けしてもらいます。
「一歩ずつ一歩ずつ君の歩幅でいいから
大丈夫 大丈夫」
(タッタ 詞:北川悠仁)
「とりあえず歩き出そう
答えは風に吹かれてる」
(濃 詞:岩沢厚治)
(ちなみにこれはゆz(ry
だんだん、自分がもともと持つ能力を生かすことが楽しくなります。
4 楽しい気分を選択する
3で紹介した方法は、前向きな気分で実行できるはず。
自己批判して暗い気持ちでいるより、圧倒的に楽しいはず。
楽しい気持ちの時間が増えれば、麻痺していた心が回復する。
自分が心からやりたいことがクリアになっていく。
なんとなくワクワクした日々になって、気づいたら脳内独り言が消えている。
毎日どんな気分で過ごすかは、自分で選択できるんです。
当たり前のことに、ようやく気が付きました。。
無意識のうちに暗い感情を選んで、自己批判していたなんて、悲しいです。。
大好きな人の力を借りると、道が拓けてくると思います。
そのうち、大好きな人の力を借りなくても、自分で自分を認め、励ますことができるようになる日がきます。