蓄積ヒストリー

内向型女子32歳。東京で、もがいて痛みながら作り出す、余白のある人生。

初めての富士登山に行ってきた 【準備概略編】

7月19日(金)から20日(土)の日程で、5年越しの願望を実現してきました。
ずっとやりたいな、と思っていたのに、なんとなくビビってしまってできなかったこと。

富士登山です。

正確に言うと、本8合目で暴風雨になり、登頂はできなかった…
ですが、初富士山までソワソワ過ごした日々は、希望と目標があって充実していました。本番も、十分に自然のうつくしさと厳しさを感じた登山となりました。


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7合目から 虹

来年のリベンジに向けて、計画段階に気を付けたことや、これ準備しとけばよかった!という情報をまとめておこうと思います。
今回は、準備概略編。次回は本番&持ち物編。

 

 

 

※本番&持ち物編の記事はこちら↓

 

chikuseki-history.hatenablog.com

 

 

0 なぜ今年行くのか?

   時が来たから。これはもうタイミングですね。
 今までは、行きたいと思っても、「装備の準備が大変そう」「高山病になったら怖い」などと、言い訳をして実行せずにいました。
 今年は、仕事も、人間関係も、いろいろと転換を迎えた。なんとなく、人生がこれから変わっていくような、そんな予感がしてる。


 ここで、ずっとやりたいと思っていたことを、また先延ばしにしていてよいのか?

日本の頂に立たずして、20代の悔いはないのか?(筆者28歳女性)

 だめだよねえ。悔いあるよねえ。


 こわいけど、やるときは今!そんな直感で、決めました。


1 一緒に行く人

   これは、ほんとに誰かと行ったほうがいい。

ひとり旅が好きでも、富士山は誰かと行きましょう。しかも、スッピン、男女混合山小屋、汗と雨と泥にまみれてもOKな人たちとw
 ひとりだと、つらいときに分かち合えない。
 ひとりだと、達成感も、景色のうつくしさへの感動も分かち合えない。
 
 私は、常にくだらない会話をしてグダグダしている仲間4人を誘い、5人で行きました。(10年来の仲、女3、男2)意外と食いつきがよく、一瞬で決行が決定。
皆どこかで富士登山を夢見ながらも、行動に移せないでいるのかもしれないですね。みなとわーわー言いつつ準備したことも、なかなかの思い出になりました。


2 ルートと登山計画

  富士山には、4つの登山ルートがあります。

www.fujisan-climb.jp

私を含め、5人中4人が富士山初挑戦。そこで、山小屋と登山者が最も多く、安心感がある、王道「吉田ルート」を使うことにしました。


そして、登山計画も王道に。お昼に富士山5合目から登山開始、8合目の山小屋で仮眠。深夜再出発で山頂にてご来光です。
やっぱり、はじめての富士山はこれだよね。
(8合目に宿泊してご来光→朝方に山頂に出発パターンも、登山道が混雑せずオススメらしいです。)


3 日程

   富士山は、7月から9月の上旬までしか登れない山です。ハイシーズンは、梅雨明け後の7月後半から、肌寒くなる前の8月お盆ごろ。社会人の私たちは、できれば土日を絡めて行きたいところ。

しかし!当然ながらこの時期の土日は人、人、人。お盆ともなれば大混雑。登山道が渋滞して全く進まなくなり、山小屋もぎゅうぎゅう。予定時刻を大幅に過ぎてしまうことも多いとのこと。

そこで、私たちは梅雨明け直後、夏休み突入直前に狙いを定めることにしました。金曜日を絡めて、7月19日~20日に決定!結果的には、今年は梅雨明けが遅く、雨に負けることになりますが…。

4 手配

  初めての富士山なので、とにかく安心と精神的な安定を優先。料金とも相談して、今回はクラブゲッツさんのツアーを使いました。

バスも、山小屋も、ガイドさんも、温泉も全部ついていて、手配は楽ちんでした。装備も、かさばる物は、麓のレンタル屋さんでその場でレンタル&返却できるオプション付きです。

少人数のグループ(当日は13名)に公認ガイドさんがついて、励ましながらペース配分をしてくれる。天候を見て、登山続行の判断をしてくれる。これだけでも、心強く、安心して登ることができました。

5 準備のスケジュール

 「富士山いこうぜ!」と皆に声をかけたのが4月下旬。
駅で階段使う、高尾山や筑波山に登るなど、練習開始したのが5月。
日程調整したり、装備のレンタルを検討したりで、実際に申し込んだのが6月下旬。
7月に入って、最終的な買い出しなど。

約3か月ほど、富士山で頭がいっぱいな日々を送りました。
職場の窓から富士山が見えれば、「登ったるで!」と気合を入れ。
嫌なことがあっても、「あたしゃ日本一の山に挑戦するんだぜ、大丈夫さ」と自分を奮い立たせ。

妙な充実感だったなあ…

準備の日々も含めて、富士山は人を惹きつける。富士山が、登ろうと決意した自分を、応援してくれるような気持ちになる。

だから何度でも挑戦したくなってしまうのかもしれない。ですね。