2019年秋から冬にかけて、嵐のような日々でした。
特に、職場での仕事と、文章を書くことに対する焦りが、プレッシャーになって消耗が激しい日々。
今日は、焦って自分を追い詰めた日々から学んだ、内向型の生き方のコツをお伝えしたいと思います。(併せて、今年の目標をちゃっかり宣言します)
- 1 仕事における焦り
- 2 文章を書くことにおける焦り
- 3 ターニングポイント
- 4 仕事で焦っていた理由…自分の歩幅を見失っていた
- 5 文章で焦っていた理由…目的と自分のスタイルを見失っていた
- 6 仕事も、文章も、60点満点で。
1 仕事における焦り
仕事は、12月から「新制度の策定」というクリエイティブな内容に変わりました。
今までの仕事は、外から降ってくる課題を処理するだけだったので、ある意味楽だったんですが…
自分の立場を踏まえ、頭を使って「何をすべきか」考えた上で、関係者を巻き込みながら形にしなければならない。
でも、やり方がわからない。直属の上司に相談しても「それを動きながら考えるのが仕事だろ」と正論を言われ…
関係者を自分からどんどん巻き込むなんて、「とにかくやってみる」が苦手な内向型には厳しく…。何もできないまま時間だけが過ぎていきました。
「何もしてないのに給料だけもらって…最悪」
自分を責める気持ち、焦る気持ちがどんどん増幅して…心がずたずたでした。
2 文章を書くことにおける焦り
文章を書くことを本格的に始めたのは、2019年から。
今まで、何か経験しても、本を読んでも、自分の心の動きを人に伝えるかたちにしてこなかった。(もともと、人に言葉を伝えるより、考えることが好きという内向型の性質も影響していると思います)
結果、インプットに偏る生活で、自分の心が何を感じているのか、自分でわからなくなっていました。漫然と生きている感じ。
この状況を打破しようと、文章でアウトプットを始めたのです。このブログはその試みのひとつ。
でも、やっぱり、なかなか思いが言葉にならず。
特に、何かを経験してすぐに文章にするのが難しく、言葉の断片しか出てこない。。
でも、世のライティング術では、
「とにかく書け、毎日書け」と言われていて。
ほかのブロガーさんも、毎日更新している人がたくさんいて。
「もっと書かなきゃ、もっとアウトプットしなきゃ。」
「読んでくれる方にとって、わかりやすい文章を書かなくちゃ」
がんばっても、週1回しか文章を書けない自分に、ダメだしする日々。
気づけば、書くことが苦行になっていました。
3 ターニングポイント
この年末年始は、早めに休みを取って旅したり、大好きな人たちとゆっくり話したり。
少し、仕事と文章から離れる時間を取りました。
すると、仕事と文章のプレッシャーに追われる状況が、「自分にとってつらかった」ことに気が付いたのです。
う~む…つらくても我慢して、真面目に頑張ろうとしてしまうクセが、なかなか治りません…どうしたらいいんだろう…(また考えてみます)
なぜつらかったのか、これからどうしていくか、書いてみます。
4 仕事で焦っていた理由…自分の歩幅を見失っていた
私が目指す仕事における理想は、「新制度を完成させること」でした。
でも、理想に向かってあまり動けていないことに焦って、自分を責めていた。
自分にとって、焦りと不安が最大の敵であるのは、わかっていたつもりだったんですが…
「仕事をしなきゃ、旅もアイドル(※趣味)も楽しめない。お金をもらってるんだから、ちゃんとやらなきゃ」
真面目な気持ちが、自分のつらさに目をつぶる原因でした。
では、私はほんとうに、動けていなかったのか??
自分の足元をちゃんと見てみれば、小さな一歩はちゃんと積み重ねていました。
まず、制度を完成させたいという気持ちがあること。
つらい中でも、自分ができる範囲で調べ、考えていたこと。
私は「がんばって新制度を完成させる」という最終的な理想を掲げ、一気にそこに飛びつこうとしていたんです。
大股で、ぴょ~ん、と理想に近づけないことに、かなり焦っていた。
でも、私はじっくり考えながら、一歩ずつ歩いていくタイプ。
歩幅もかなり小さめです。
自分の歩幅やペースを無視して、がんばろうとしても、やっぱり無理が生じてしまいます。
私の歩幅でいい。私のペースでいい。ゆっくりだけど、確実に進んではいる。
私は、自分の仕事から安易に逃げてはいない。
自分を認めたら、少し気持ちが楽になりました。
自分で解決策を考えたうえで、年明け、仕事が始まったら、今の状況を同僚やさらに上の上司に相談してみよう。
なるべく自分のペースで仕事ができるように、自分で環境をつくってみよう。
前向きな打開策を考える余裕が生まれてきました。
5 文章で焦っていた理由…目的と自分のスタイルを見失っていた
自分がなぜ文章を書くのか?あいまいになっていました。
アクセス数がほしいの?
自己満足でいいの?
目的がはっきりしないまま、ひたすらアウトプットを駆り立てていたからつらかった。
今のところの、私が文章を書く理由。
「ありのまま生きたいと願う誰かにとって、私の小さな経験談が、勇気を出すきっかけになればいいと思うから。」
たったひとりでも、届けば大成功なんです。
バズりたいわけでも、ブログで収入を得たいわけでもない。。
文章に関しても、仕事と同じく、小さな一歩は確実に積み重ねていました。
・週1回の投稿は7か月以上続いている
・1年前は、自分の考えを世に出すことすら、怖くてありえないと思っていた。でも、今は少しずつでも言葉にして発信している。
・このブログを訪れてくれる人が、毎月確実に増えている。
私にとって、文章を書くことは、出汁を取ることに似ています。
何か経験すると、内向型ゆえ刺激に敏感に反応して、脳みそがフル回転。心に言葉の断片が一気に溢れます。
感想や意見として、言葉が文章にまとまるまで、かなり時間がかかるのです。(1週間くらいかかることも多い)
そのかわり、自分の心のフィルターを通って出てきた言葉は、すべて本物。じっくり取ったお出汁みたいに、にごりがない、本当の気持ちです。
はやくアウトプットしなきゃ!と焦って書いた文章は、出汁を取る途中で鰹節をぎゅ~~っと絞っちゃった時みたいに、雑味が混じってしまう。。
(雑味とは、曖昧な気持ちとか、相手の立場に立っていない言葉とか)
内向型って、本質的なものに価値を置く性質があるので、やっぱり本当の言葉を発信したいなって思います。
完璧じゃなくてもどんどん出せ、って意見もあるだろうけど、自分の中でまとまっていないものって、人にも伝わらないと、私は思うのです。
書かなきゃって、義務感で生まれた言葉は、どこか押しつけがましい気がして…。
自分が心から「書いて伝えたい!」
そう思ったものを、自分の言葉で、読んでくれる方の立場に立って、じっくり書いていく。
自分のスタイルを大切にしながら、コツコツと発信を続けていきたいと思います。
6 仕事も、文章も、60点満点で。
頑張ろう!って思うと、どうしても理想が高くなって、すぐに100点を求めてしまいがちでした。
でも、当たり前だけど、いきなりうまくできるわけなくて…
他人の基準や、世の常識にとらわれすぎず(参考にはするけれど)、今自分にできることを、自分のペースで努力していく。
つまずいても、つらくても、少しずつでも自分が前に進んでいることを認める。
一歩一歩を自分でいたわり、誇りに思う。
60点でも、挑戦したことは、何もしないより偉大。
全く進まないときも、進めたいという思いがあるだけで勝利。
さあ、これをモットーに、今年1年、私の歩幅で歩いていきたいと思います。