蓄積ヒストリー

内向型女子32歳。東京で、もがいて痛みながら作り出す、余白のある人生。

夫と結婚した理由―価値観の違いを感じる中で―「結婚は努力だな」―

みなさんが、結婚した理由はなんですか?

 

私は2021年に結婚し、約2年が経ちました。
話が合い、どこへでも楽しく出かけられて、理想の相手だった夫。

 

夫とはマッチングアプリで出会いました

chikuseki-history.hatenablog.com

 

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日常に追われる中で、価値観が合わないと感じる部分が目に付くようになりました。

しょっぱいもの、甘いものが大好きで、運動嫌い
エネルギーや資源を無駄遣いしがち
報連相せずに行動しがち


自分が大切にしたいことを、夫が大切にしないとき、
「本当にこの人と結婚してよかったんだろうか?」
「もっと吟味して結婚すべきだったのではないか?」
後悔が湧いて、今を否定してしまうこともあります。

 

でも。
ふたりは違う人間。
価値観が違うのは当たり前。合わない部分ばかり見ても、つらい気持ちになるだけです。

 

今回は、夫と結婚した理由を再度見つめ直します。
「結婚生活を維持するために、何が大切なんだっけ?」
そんなことも考えたので、つらつら書いていきます。

 

 

結婚した理由①~素直にコミュニケーションが取れる~

結婚前、夫の一人暮らしの部屋に初めて行った私は衝撃を受けました。
足の踏み場もない汚部屋。
ほこりだらけ、カビだらけ。
鉄道ヲタクで収集グセがあったこともあり、夫の部屋は、目も当てられない状態でした。

このままだと命が危ない。
私は断捨離の重要性を伝え、掃除が終わるまで会わないことにしたんです。

ここで、夫が逆ギレしたり、行動しなかったら、私は結婚しなかったと思います。
夫は、私の言葉を受け止め、1週間家にこもり、部屋を掃除してくれました。


正直なところ、結婚した今も、モノをため込む癖は治っていません。
でも、こまめに治してほしいと伝えることで、意識してくれるようになり、少しずつ改善しています。 

これに限らず、色々ケンカもしますが…
最終的には話を聞いて、一緒に考えてくれるので、コミュニケーションが取れていると思っています。


一方、夫は「ふたりのためになる!」と思うと、報連相せずに物事を決めてしまいがちで…
「やめてほしい」と伝えたら、どうやら私も同じことを夫にしているそうなんです。汗

夫婦は、お互いの良いところ・悪いところを映し出す、鏡のような存在ですね。
ふたりに関わることは必ず報連相しよう、と話しているところです。

 

話を伝えたときに、ちゃんと聞いてくれる。
ふたりで話し合い、良い方向を選んでいける。
夫婦生活では、これがいちばん大事だと実感しています。

 

結婚した理由②~弱さをさらけ出せる~

結婚してから、自分の弱さに気づくようになりました。
考えすぎるし、できないこと多いし。
変なところに真面目すぎて、疲れてしまう。

 

夫は、適度に力を抜いて生きるのが得意。休むときは全てを放り出して休める人です。
夫を間近で見て、こんな生き方もあるんだな、と目から鱗です。

 

夫が、断捨離が苦手なように。
私にも苦手なことがあります。
完璧で、なんでもできる人はいません。
そんな人がいたらつまらないですね。

 

お互いに弱さをさらけ出し、認め合えることは、何にもかえがたく、素晴らしいことです。
仕事や友人、親の前では出せない弱さもありますしね。

昨年、仕事がつらすぎた時も、夫は「全部予定キャンセルして休もう」と言ってくれました。
親だったら、「だらしがない」とか言うだろうに、とてもありがたかったです。

 

どんな自分も、存在レベルで受け止めてもらえる。
どんな相手も、存在レベルで受け止められる。
お互いに弱さがあるから、まるごと相手を許せるのだと思います。

 

結婚した理由③~好きでいられる・いてくれる~

夫は私のことが大好きです。笑
基本的にはよく話を聞いてくれるし、
仕事から帰れば、今日あったことをぺらぺらしゃべってなかなかお風呂に入らないし(^-^;

ケンカしたり、イラっとすることもある。
だけど、夫の好きという気持ちがぶれないので、むげにできないんですよね。放っておけないというか。笑
私もそんな夫がなんだかおもしろくて、笑ってしまって、まあ、結局好きなんでしょう。
でも、好きな気持ちにあぐらをかいてばかりではだめですね。

ありがとうやごめんねを、どんなに小さなことでも伝える。
小さな違和感もその場で言葉にする。

当たり前が当たり前で有り続けるためには、不断の努力が必要です。
当たり前は、本当は、有り難いことです。

 

好きでいてもらえる。かつ、好きを維持するために、お互いに努力できる。
だから結婚を続けられるのでしょう。

 

結婚は努力だな

ほかにも、思い返せば、夫にはいいところがたくさんあります。
ゲームしない、お金はちゃんと管理する、めんどくさがるけど家事もまあしてくれる。

「夫と価値観が合わない」と思うとき、私はたいてい、傲慢になっています。
仕事や、家事がうまくいかなくて、イライラしていて。
自分が人生うまくいかないのを、夫のせいにして、楽をしています。

「夫と価値観が合わない」と思った時は、努力の方向性が間違っているサイン。
まずは自分のイライラを自分で処理できるようにしたいです。

それでも、どうしても理解できない価値観はあります。
頭ごなしに否定する前に、
「なぜ夫はその価値観を持っているのか?」
背景を理解する努力が必要だと思います。
否定されたら、だれでも嫌な気持ちになりますからね。
まあ、たまには感情をぶつけあってケンカするのも大事ですがw

 

こう考えると、
「結婚って、努力だな…」
って思いますね。

ふたりが、一定の時間や労力を割いて、関係を維持するために、考えて、行動し続ける。
猫をかぶっていては、とても成り立ちません。

弱さもさらけ出せる生々しい関係が必要だし、相手ができるはずの努力を放棄している場合は、我慢しなくてよいのだと思います。(DV、モラハラ、不倫、ワーカホリック…)

他人と一緒に暮らすって大変。
ひとりで生きるほうが、よっぽど楽ちんです。
でも、ひとりでは得られない、人生の面白さや奥深さがあるから。

努力を続けていきたいと思います。