蓄積ヒストリー

内向型女子32歳。東京で、もがいて痛みながら作り出す、余白のある人生。

都市とモーニング娘。って似てるよねって話。

突然ですが、私はハロプロのアイドル、モーニング娘。を全力で応援しています。

 

 

20年ほど前、父親が観ていたASAYANをふと観たのがきっかけでした。オーディションを受けて、普通の女の子がアイドルになって、デビューをする。

最初は垢抜けない子もだんだんきれいになって、個性を出せるようになっていく。そんな彼女たちに、小学校低学年ながら、不思議と惹かれていました。友達と毎日モーニング娘。の曲を歌って踊る日々。そう考えると、20年来のファンなのです。笑

 

もちろん、今のモーニング娘。も大好きです。

 

そこで、なんでこんなに好きなんだろう、ほかにもアイドルはたくさんいるのに、と考えてみました。

 

すると、特定のこのメンバーが好き、この曲が好き、という要素ももちろんあるけれども、それ以上にモーニング娘。という「事象」に心をひかれているんだな、と気がつきました。

それは、都市と娘。に同じ匂いを感じるからかもしれません。

 

モーニング娘。は、メンバーの加入と卒業を繰り返して進化していくアイドルです。1997年に5人で始まったモーニング娘。には、2019年6月10日現在まで合計で41人が在籍しました。

現在のモーニング娘。’19は11人。ダンスも歌唱もピカイチな、「こりゃプロの仕事ですわ…降参だぜい」と圧倒される、レベルの高いパフォーマンスを魅せてくれます。つんく節全開の楽曲と、メンバー個々の魅力がはじけています。

 

2019年6月12日発売シングル 人生blues/青春Nightより


だけど、やっぱり、彼女たちを見ていると、これまでの22年間の蓄積を、空気みたいなものなのだけど、でも、確かに感じるのです。

彼女たちのライブでは、もちろん近年リリースした歌をメインに歌います。でも、過去の歌も、現在の彼女たちに合った形で、歌もダンスもアレンジして届けてくれるのです。アップデート。

「あ、このパートこの子にいったんだ!」「オリジナルに負けないかっこよさや…」過去の曲がどのように歌われるか、わくわくしながら純粋に応援するのも楽しみの一つ。

でも、一番の感動はこれ。
「当時のメンバーのパフォーマンスを、今の子たちが受け継いで、今の空気を吹き込んでくれている!」

彼女たちが自分の所属するグループの歴史を学び、その上で現在の形に合わせて放出してくるエネルギー。現メンバーが生まれる前の楽曲だってあるのに、メンバーが変わりながらもグループが存続してきたことで、今の娘。たちによって楽曲に新たな命が吹き込まれる。たすきが繋がれていることに、尊さを感じます。

娘。としてステージに立てることへの誇り。そして、つんく♂ミュージック特有の、人生と愛を語る、宇宙レベルの壮大なメッセージ。若干ダサくて、雑草のように力強く前向きなパフォーマンス。時代は変わっても、22年間変わらない娘。らしさが、現在の彼女たちを通して、あふれ出てきてきます。

都市も、時代が下れば住む人が変わり、インフラは更新されます。交通網が発達し、人の活動範囲も、モノの流れも、大きく広がります。見慣れた景色も気づけば更新されていきます。

都市が持続するには時代に合わせた変化が必須です。 過去の姿を復元することはできないし、する必要はない。天災で、戦争で、時代の要請で都市は姿を変えながら発展してきました。

でも、都市には過去の人々が暮らす中で生みだしてきた独自の文脈があり、現在の街並みにも確かに息づいています。歩いていて、その文脈を感じられたときの静かな喜び。

都市と娘。は似ているから、どっちも好きなんだよなあ。

 

★現在の私の推し、小田さくらちゃん。

https://voguegirl.jp/beauty/makeup/20180926/beautysnap_sakuraoda/

変幻自在の魅惑の歌声。なのに、年々色気がましましになってきて、見ていてどうしたらいいのかわからない(どうもしなくていい)
ずっと在宅で我慢してたけど、ここ数年で現場に行き始めて沼行きは近いです。